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居宅介護支援

サービス内容(ケアマネジメント)

埼玉成恵会病院内で、市町村の指定を受けて開設されている「居宅介護支援事業所」です。 ケアマネジャーと事務員で構成されています。ご利用される皆様が、介護保険制度や福祉サービス、地域の活動などを利用し、住み慣れたご自宅で元気に穏やかな気持ちでお過ごしになれるように、お手伝いいたします。ご利用者様やご家族様と一緒に相談しながら、仕事を進めます。 ご利用者ご本人の身体状況やご家族の状況に配慮しながら、その方に合ったケアプランを作成します。実際にサービスを利用される時には、ケアプランに沿った適切なサービスが実施されるように、サービス提供事業者と連絡、調整いたします。


ケアプラン作成

生活の目標を決め、それを実現するために住み慣れたご自宅でサービスを受けながら、リハビリテーションを行ないます。利用中も担当のケアマネジャーと相談しながら、サービスの調整をおこないます。

介護相談とケアプラン作成の一例

80歳女性ひとり暮らしです。同じ市内に娘家族が住んでいますが働きに出ており介護は期待できません。 自宅で転んで大腿骨の骨折をし、手術が終わりリハビリ後に退院します。要介護2の認定です。現在病棟では歩行器で移動されていますが、リハビリでは杖歩行の練習をしています。 医師は手術後の経過は良好と判断しています。
看護師からは食べ物によって好き嫌いが強く、食事量にムラがあるため体力低下が心配との声があります。リハビリスタッフからは退院後すぐの家事仕事は難しく、運動を継続することで身体機能の改善が見込まれ将来的には家事も行える身体能力はあるとの情報があります。

ご本人と一緒に決めた目標

「住み慣れた家で元気に一人暮らしをしたい」

目標と情報からケアプラン作成

● 通所リハビリテーション(週2回程度)
  • ご自宅と通所との送迎
  • 入浴・お食事
  • リハビリテーション

外来リハビリが送迎の関係で難しいため、通所リハビリを選択します。自宅では行えない運動など活動的に過ごす事で、半年後に自立した生活ができることを期待します。

● 配食サービス
  • お弁当の宅配サービス(栄養バランス重視)

ご自身で食事を準備できるようになるまで、一時的に配食サービスを利用します。

● 訪問看護(週1回)
  • 健康管理、服薬指導、入浴介助など
  • 生活に関連したリハビリテーション

健康管理に加えて、自宅での生活導線の見直しや環境調整を行います。家事を行える程度回復してきたら自立に向けた支援も考えていきます。

● ホームヘルパー(週2回)
  • 買い物
  • 掃除
  • 洗濯

ご自身で行えない家事をお手伝います。少しずつ家事が行えるようになってきたら、お手伝いする内容を変えていき最終的に自立できることが目標です。

● 住宅改修・福祉用具賃与
  • トイレやお風呂の手すり設置
  • 玄関の踏み台
  • 歩行器のレンタル

今後の生活のことも考え、介護保険を利用して住宅改修を行います。また安全に玄関の出入りをするための段差軽減と移動のために室内用歩行器と屋外用歩行器をレンタルします。杖が安定して使えるようになったら歩行器の返却を検討します。


この他に介護保険以外のサービスに関してもご紹介・相談承ります。

市やまちの生活支援サービス、訪問理美容サービス、高齢者事業団、民間の配食サービスや家事代行サービス、市民センターでの活動、介護者・療養者の集いなど。